1995年に1.6GBのHDDを32000円で購
入。今は2.5TBのHDDが、8000円ぐらい(
タイの洪水前)。単位あたり価格は16年で6000
分の1。メモリも同じ。年間1.6〜1.7倍密度が
高くなる。
【解説】
以前、メモリの価格比較をしたけれど、HDDの
価格比較をしたら、驚くことに、こちらも
年間1.6〜1.7倍の高密度化がなされて
いた。
こういう電子機器の進歩って、多少の波はあるの
だろうけれど、年間60〜70%ずつ、高密度化
されているみたい。
10年後には、今の100〜200倍の集積度に
なっているわけだな。
ただ、CPUの速度とネット回線の速度は、ここまで
増えてはいかないのではないか?
調べてみた。
95年は28800bpsのモデムが出まわって
いたけれど、今は速くて100Mbps程度。
だから3000倍程度の速度で、HDDやRAMの
ように6000倍にはなっていない。
しかも場所によって、その速度が大きく変化
するという問題もある。
CPUについては、2000年に発売されていた
Pentium3と今のCore i 5との性能差がベンチ
マークの参考値で50〜80倍程度の差。
だから、1年あたりの伸びは50%程度で
やや遅い感じかな。
ということで、
◯HDDとRAMの集積度は1年で1.6倍
◯CPUの高速化は1年で1.5倍
◯回線速度は条件がよければ1年で1.5倍
増えていくという結果になった。
こういう調べ物は好きだから時間がかかって
しまったけれど、10年後のネットの世界を
ハードウェアの視点から妄想すると・・・
基本性能は100倍程度にはなっているという
ことがわかる。
ただし、ディスプレイ〜キーボードなどの
ヒューマンインタフェースは、人間の能力が
一定なので、あまり変化はしない。
で・・・
この条件を元に妄想をふくらませてみる。
例えば2022年、MacBookAirのような
軽量〜高性能ノートパソコンは
◯RAMが128〜256GB
◯SSDが1〜2TB
◯ディスプレイは1080×1920
あるいは1440×2560
(12〜15インチ)
ぐらいの性能になっていると予想できる。
こうなってくると、RAMにOSがまるごと
入るだろうし、アプリや作業ファイルも全部
入ってしまう。
ということはRAMが今のHDD〜SSDの代わりに
なり、SSDはRAMのバックアップになる事が
わかる。
回線速度も早くなり、クラウド上のデータを
HDD〜SSDと同じように使えるようになるから
個人の静止画〜動画保存がさらに容易になる。
人生の大部分を記録できるようになるから、
そういうサービスが提供されそう。
あるいは生活の大部分を手軽に記録して、
全てアップ、その中で面白いものをSNSで
公開するだけということになるかも。
タブレット端末の画面も印刷媒体と同じ品質
(7〜10インチで1536×2048)
が標準になり、タッチ操作の感触もより
自然に。
ほとんどの書籍はタブレット端末で読む時代に
なる。
それどころじゃなくて、効率の良い学習は
タブレット端末でしか実現できない!という
ことがわかり、学生は無料アプリで効率的に
学習する時代に入る。
あるいは優れたアプリというのは「動機づけ」
が素晴らしく、勉強が嫌いな子をいかに
勉強好きにさせるかという工夫が凝らされる
ように。
ん・・・
書いていると、タブレット端末が大きく進化
しそうな気がしてきた。
キーボードなしパソコンということで、実は
一番可能性があるかも?
メモにもなるだろうし、実際にペンで書いている
ような品質のものが出てくるだろうし。
子供も老人も違和感なく使うことが出来て、実は
一番可能性があるかも?
今日はぼんやりと妄想しながら、書いているので、
文章が発散しているけれど、僕の妄想はいつも
こんな感じ。
老人が、ショッピングをする際にもタブレット
端末だとえらく簡単そう。
調子が悪くなった時の簡易診断もできそうだし、
言い方は悪いが生存確認の端末としても応用
できそう。
子供の教育についても、興味ある分野については
勝手に次のランクに進めるようになっていて、
気がついたら、幼稚園なのに小学校低学年ぐらいの
知識〜知恵が身についていた・・とか。
そういうふうになれば面白いだろうな。
いやいや、今日は発散してしまった。
でも、こうやって妄想していると、次の時代に
必要なものが分かってきて楽しいわけで。
妄想はビジネスの種、だな。