集客は終わらない
税理士さんから聞いた話。「新規顧客獲得は得意だけ
れど、3年経てば消えていく会社も多いから、永続的
な会員制ビジネスってわけじゃないんだよね」とのこ
と。彼ほどのレベルでも、苦労はあるんだな。
【解説】
会社設立を2000件近くしてきたという、腕利きの
税理士さんが言っていたこと。
これは、どこの業界でも変わらないんだろうな。
不労所得というのがこの世に存在しないわけだから
常にリストを集めて新規開拓し、そして、顧客単価を
上げていく作業を続ける。
これを愚直に繰り返すしかない。
例えば税理士業務の場合、月額3万円の報酬で、
決算月は5ヶ月分という契約だと、1社あたり
年間50万円の売上。
平均継続年数が5年としたら、顧客単価が250万円
程度になる。
ざっくり計算すれば、100社の顧問先を抱え続ける
と、年間5千万円程度の売上になる。
顧問先が増えてくると、社員が増え、事務所も広く
なり、経費も増えてくるから、経費率が60%程度に
なるとして・・・
100社の顧問先で年間2000万円の利益。
その中から集客のための投資などをしていくと、
残りが年間1000万円ほどかな。
1社の顧問先で、年間10万円の営業利益。
1000社で1億円。
この計算が正しいかどうかわからないけれど、
こういう計算をしてみると、どういう規模感で
コントロールしていけばいいかは分かりそう。
ま、僕は拡大よりも、自分の自由度を最優先した
効率アップをしたうえで、ビジネスをコントロール
するから、この考えではビジネスしないけれど。
それにしても、稼いでいる人でも、常にお客を
集め続けないといけないという事実は勇気を
いただけるな。
飲食店経営者向けの雑誌で毎年常連客は10%ほどは減ると載っていた。ということで新規顧客を獲得しないといけないわけだ。