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情報を氾濫させるのは馬鹿でもできる

21:12:13

【大震災で大変な被害に遭われてる中でこういったメ

ルマガの配信は不適切だと思います。】という、メー

ルが届いた。僕は阪神大震災の被災者だから、先ずは

寄付をして、後は淡々と日常業務をこなしているだけ。

節電のためテレビは見ない、オイルヒーターは付け

ない。できることをコツコツやるだけ。 r

【解説】

昨日のツイート解説でも書いたのだけれど

ツイッターやフェイスブックでワーワー

騒いでいるだけの人って底が浅いな、

という話に通じる話題。

結論から言うと、仲間の中で稼いでいる、

クレバーな人たちって、こういう時こそ

黙って適切な行動だけしている。

(1)費用対効果が高い団体に寄付をする

(2)求められ、そして余裕があるなら

   労働力を提供する

現状(2)の要請はないだろうから、

できることは(1)だけ。

つまり、寄付だけ。

だから、寄付だけして、あとは普通に

日常生活をしている。

そして仕事も普通にこなしている。

彼らと話をしたのは、

「東北が落ち着いたら旅行に行って、

 少しだけでもお金を落とさないとね」

という事。

僕は、大学4回生のときに、阪神大震災を

神戸の自宅で体験した。

だから思うのは、大騒ぎが一旦落ち着いて

からが、やはりしんどいってことで。

みんな、地震の時にはあれだけ騒いだ

割には、時間が過ぎれば忘れてしまうわけ。

いつもより多くの人に観光に来てもらって

お金を落としてもらえると、街も活気を

取り戻せるのに。

でも、そういうことはしないわけ。

だから、僕たちは、

「今は寄付だけしかできないけれど、

 一旦騒ぎが落ち着いたら東北の温泉に

 行ったり、スキーに行ったりして、

 地元にお金を落とそそうか」

という話をしたわけで。

今、ソーシャル・ネットワークで騒いで

いる人って、ニュース的なツイートを

見て、「すごい」「たいへん」って

思ったら、リツイートボタンやいいね!

ボタンをクリックしているだけじゃない

のかな?

それだけで、「何かをした気分」に

浸っているんじゃないのかな?

普段どおりにメルマガを配信した人に

「こんな大変なときに何ですかッ!」

って、言う事で

「私は、震災を気遣っているんだ!」

という、ポーズを決めたいだけじゃない

のかな?

・・・

ネットに情報を氾濫させるって、バカ

でもできるんだよね。

でも、身銭を切って寄付をしたり、震災が

落ち着いてから、さりげなく旅行に行ったり

するって、実際に体を動かすし、実際にお金を

使うし、実際に時間を使うから難しいわけ。

パソコンの前にすわっている”だけ”の

行為とは一線を画すわけ。

今、わーわー騒いでいるだけの人って

それはできるのかな?

騒がずに、できることだけをして、あとは

普通に過ごすってのが一番クレバーだと

思うな。

こういう時に、やたらと騒いで何かを

した気分になって悦に浸るヤツは個人的には

「偽善者」だと思うし「バカ」だと思う。

僕の周りには、そういう底の浅い人がいない

ことが幸せ。

仲間もメルマガでは寄付を「理論的」に呼び

かけていたし、情報発信を自粛している仲間も

寄付だけはちゃっかりしてた。

これからも、そういう人たちと一緒にいたいと

感じたわけで。

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